Photo's  LIFE EX-P600のCanonレンズに迫る
●test1:周辺歪みとコーナーシェーディング現象は?

 周辺歪みは、レンズ性能に依存すると言われています。高級(というか、高価な)カメラのレンズには、数枚ものレンズによって収差を抑えていますが、果たしてこのCASIO EXILIM PRO EX-P600に搭載のCANONレンズの性能は、いかに?

 ポンイトは、ズームレンズの宿命と言われる周辺歪みと、テレ端(132_)のコーナーシェーディング(画面の隅が、中央部より暗くなる)が出ていないかです。

 テストは、パワーポイントで作ったカラーチャート(雑誌から参考にして自作しました)をノートPC(解像度は1024×768ピクセル)で表示したものを、単純に手持ちで撮影したものです。
●test2:樽(タル)型現象は?

 test1で判明したことは、ワイド端では予想以上に樽型が出たように思います。(まあ、丸いレンズで写すので、仕方ないなあ、とは思いますが。)そこで、実際の身近な題材で撮ってみました。
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1-@

F2.8 1/8s
ワイド端(33_)
1-A

F2.8 1/13s
ワイド端(33_)
1-B

F4.0 1/8s
テレ端(132_)
1-C

F4.0 1/10s
テレ端(132_)
この画像を見る限りでは、なんとも言えないです。(本来なら、カラーチャートは紙(用紙)を、きちんとした光源を当てて撮るとと思うんですが、私の場合は、パソコンのモニターを撮っているので、モニターに依存してしまいました。)
こういうテストは、プロに任せるのが良いようです。
2-@

F2.8 1/10s
ワイド端(33_)
2-A

F4.0 1/8s
テレ端(132_)
樽型になるのは縦の線を真横から写すからであって、表現の仕方によっては、test2のように強調する箇所をどこに置くかによって写真は変わります。(クリープを強調しても、どうってことはありませんが、・・・・違いが分かる人にだけです。)
●test3:楽しみましょう!

 やっぱり、私のような素人は、歪みがどうの、シャドウがどうのと言うよりも、好きな被写体をいっぱい撮って楽しむのが一番だと痛感しました。下の写真は、鉄腕アトムです。(あと、10年ぐらいたったら、お宝フィギアとして高値で売れないかなあ、なんて考えながら撮ってみました。)
3-@

F4.0 1/2s 手持ち撮影
WB電球
3-A

F4.0 1.3s 三脚使用
WB電球

フィルター:OFF

フィルター:緑

フィルター:青

フィルター:黄

フィルター:ピンク
左は、マニュアルモードでの撮影。
手持ちでは暗かった(3-@)ので、三脚を使用して、1.3秒で撮りました(3-A)。
(背景の黄色のケースは、愛用のカメラケースです。)


下は、フィルターを掛けたブラケット撮影です。

背面から蛍光灯の光を当てて、テレ端(132_)で撮影し、背景を飛ばしてみました。
こういう楽しみが出来るのがこのカメラの特徴です。