初めてのADSL導入記
2006/02/25記
■さくさくINTERNETの始まり−ADSL開通−
 え〜っ、今どきADSL引いてないの? IT業界の人なのに珍しいねぇ!と言われ、内心「別に必要ないもん!」ってずっと思っていたが、会社からもe-ワークの展開があったり、仕事もインターネットを使わないと進まなくなった。子供はお菓子のレシピやら、部活のための資料集め等々、ダイヤルアップでは厳しいし、ここは思い切ってADSLを引く決心をした。

 以下は、ごくごく平凡な人が、ADSL導入を決意してから開通までの記録です。

最低限必要な要件
 インターネットを始めるにあたり、必須要件は、

●全てのコミコミ料金が、安いこと
 他の要件はいっさい無し。とにかく安いのが一番。無線LANやIP電話は、無用。

 価格.comで調査開始。一年ぐらい前にある程度あたりをつけていたプロバイダーは、「平成電鉄」、「ASAHIネット」、「TikiTiki」といったところか? 平成電鉄は、検索しても見当たらなくなったので、ASAHIネットvsTikiTikiの対決。

 TikiTikiは、ホームページがケバケバシイので即却下。ASAHIネットで決定。新聞も朝日、屋根には朝日ソーラー、プロバイダーも朝日でいいでしょ、って乗りで決定。
回線スピードは?

白い四角はカードリーダーです。
文章とは関係ありません。
回線業者(業態)を調べると、一般的に3種類あるらしい。
  @Yahoo!BB系の独自専用線型・・・・金かかってるなぁ、の印象。元を取るのにやっき。
  ANTTのフレッツ型・・・・ISDNが取られるのが嫌なのは分かるが、NTTの体質が傲慢。
  BNTTから施設を借りるACCA(アッカ)とeAccess型
 YahooもNTTも嫌いなので、アッカかeAcsessになる。どっちでもいいけど、アッカの方が対象エリアが広いので、アッカにした。

 回線スピードは、光は毛頭対象外(TEPCO光のコマーシャルはいいけど)。伝送損失は、最寄のNTT局からの距離に比例するので、自宅電話番号を入力して、どの位の下りの伝送損失があるのか、チェックした。チェック結果は、10Mbps以上を引いても無意味とのことで、アッカの3Mに決定。eAcsessには、3Mのサービスなしで却下。

 結果、ASAHIネットのアッカ3Mコースで決定。月額は、2,461円。今なら、4ケ月無料のキャンペーン中。(ちなみに大手のSo-net、OCN、DION等は、3,000円弱、Yahoo!BBもNTTフレッツも、3,500円程度。Yahooは安いってイメージあったけど、高いね。フレッツは、お話にならないほど高い。)
申込み〜NTT開通までから

床に置いたNECの
Aterm WD632GV
さっそく、翌日申込み手続きをした。
■2/09(木) ASAHIネットのWebから申込み。
■2/13(月) アッカから、NTT開通工事日程をメールで通知。2/21開通予定とのこと。
  同日   ASAHIネットから、ID/パスワードが郵送されていた。
 開通前に、モデムの設定等を調べ始めることにした。アッカからモデムタイプ:H-IAD-VoIP(11g)が届くとあったが、何のことやら分からないので、ASAHIネットのサポートにWebで問合せ。2時間程度で返事あり。(返答のレスポンスは、いい感じです。)
 このモデムは、NEC Aterm WD632GV。調べると、なにやら、このNECのルーター内蔵のモデムのほとんどは、NATテーブルのバグがあるようだ。とは言え、レンタル品なので、泣いても他社製品には交換できないから、バグが修復されていることを願って調査おしまい。頼むぞ、NEC。

■2/17(金) アッカから、モデム配送日のメール(2/20着で配送するとのこと)。
■2/20(月) 予定通り、午前中にクロネコでモデム到着。
 簡単接続ガイドに従い、スプリッターをかませて接続し、さっそく、モデムの設定、大きな問題もなく接続完了。(モデムは、テレビや電子レンジから離した場所ということで、床に直置きした。)電話もちゃんとつながった。

■2/21(火) NTT開通日
 NTT開通は、2/21(火)の予定。どうせ、お役所仕事だから、切替え作業は夕方だろうと思いつつ、帰宅すると、モデムのADSLランプが点灯していた。どうやら、無事完了したようだ。翌2/22は会社を休んで開通を祝う予定。(申込み日から数えて、12日目に開通した。)
ネットワークインフラの構築

PLANEXの5ポートHUB



カテゴリー6のより線
極薄ケーブル(厚さ1_)

 家の中に、LANを構築することにした。電話のモジュラージャックがある部屋と、PCのある部屋をどうやってつなぐか?(→壁に穴を開けて、ケーブルを通した。)
 LANケーブルには、カテゴリー4だの5だの種類がある。私は、10BASE-Tぐらいしか知らないので、カテゴリー6eとか、1000BASE-TXとか言っても??? カテゴリー6なら、将来の設備投資もなくていいだろ、って理由を付けて、CAT6を選択。(無線LANは、他人に使われそうで、何となくイヤ。)
 さらに、ケーブルには、"クロス"か"ストレート"か、はたまた、"より線"か"単線"か、って素人を悩ませる難問続きです。こんな時に、インターネットは役に立ちます、ほんと。

 結果、カテゴリー6のストレートケーブル(1000BASE-TXなんて要らないのだが・・・・)で、
@モデム〜HUBまで:15mの"単線"
 (15m以上は、単線が電磁波ノイズに強く、減衰特性が安定しているのでよろしいようです。)
AHUB〜各PC:1mの"より線"
 (柔らかいので取り回しが楽。平べったいのにした。)

Bハブ(HUB)は、筐体が鉄製(熱を持つからプラスチックはNG)で、AC電源内蔵の5ポートのスイッチングハブがお目当て。アライドテレシスが欲しかったが、並んでいない。(1台、持っていたのだが、10Mなので新調したかった。)メーカーは、コレガ以外なら何でもよしで、昔から小型で優れていたPLANEXの10M/100Mを購入(2,580円、こんなに安くていいのかと少し不安)


 PCの設定は、DHCPなので、何の苦労もせずに、つながった。あっけない。つながった最初の画面に「Congratulation」ぐらい表示して欲しいくらいだった。

 ここで気がついたが、私のSOTECのPCは、5年ぐらい使っているので、LANボードが、10Mしか出せないみたい。いくらLANケーブルやHUBに金を掛けても、・・・・。(メモリが64MBなんて、古いPCだなぁ!!!でも動くんです。)
下りスピードの実測値は?
 しかし、速いねぇ。9.6Kの携帯電話を使ってホストに接続し通信していた頃が懐かしい。昨日までは、一般公衆回線の28.8kでも十分だと感じていたが、3Mを体感すると、すごい! 3,000Kですからねぇ。机上の計算値では、100倍速いんですよね。野口みずきが、フルマラソンを1分ちょっとで走るのと同じなんですからね。

 今まで、画像や下手な重いページに飛ぶと、ぺらっ・ぺらっていう感じだったけど、今は、一発即!で表示されます。これじゃ、光ケーブルなんて必要ないっす。

 ダウンロードのスピードテスター(musen-lan.com)で実測すると、2.52Mbpsも出てるではないか?素晴らしい!上りも、0.72Mbpsで文句なし。これからは、電話代を気にせず、つなぎ放題です。