Digital Audio Player(MP3)

2004/12/11記 (2005/11/29追記)
 MacのiPodで今日のデジプレブームの火が付きましたが、ちょっと私には大き過ぎます。(と、言ってもBOXタバコの大きさで薄さが半分なんですけどネ。) HDD型やUSB付きのメモリー型等、色も形も様々な製品があって目移りしますね。
 そんな中、私が選んだデジプレを紹介しましょう。

iPod mini→
1.目的・・・・TOEIC点数UP=受験用のリスニング
 今までは、SONYのCDウォークマンを利用していました。CDメディアを1枚入れて、それを腰のベルトに巻いていました。(携帯電話ケースをベルトに通しているおじさんがいるけど、CDをベルトに通している人はお目にかかったことがない。)聞いているのは、音楽ではなく、TOEIC受験にかかせない、雑誌の付録のCDです。ここ数年のご時世で、TOEICのXXX点は、企業人には必須のハードルなんです。

 そんな訳で、TOEIC受験対策用に小型のMP3プレーヤーが欲しくなったという訳です。。。
CDウォークマン↓
2.大きさ選びが重要・・・・通勤に最適なのは?
 世間をにぎわせているiPodもいいけど、Yシャツの胸のポケットには定期券入れと携帯電話がどっしり入っていて、無理。背広の内ポケットに入れられるけれども、夏場には上着は着ないしなあ。
 そうなると、ベルトに通すか、超小型の筐体のものじゃないといつもの通勤には使えない。ベルトには、万歩計が堂々と居座っているので、なるべく小さなものがいいな、と思う。

 よって、私の出したスペックは、
   
@CDを3、4枚保存できること。欲を出して、音楽CDも2枚ぐらい入れたい。(合計6枚は保存したい。)
   A語学用なので、A←→Bリピート機能は必須。これがないと、学習には不適。
   B大きさ形は、薄い、軽い、そして小さいこと。小さければ小さい程良い。
   C他の機能は不必要。

     例えば、ダイレクトエンコーディングは、PCがあるから要らない。FM音源は、通勤途中、トンネルがあるから
     聞けない。
     USBは、CD数枚程度のUPロードであれば、USB1.1で十分。(CD1枚なら、35秒程度ですから。)

3.調査開始・・・・Webでいろいろと検索
 とんだ勘違いと言うか、最近の技術情勢を知らなかったのですが、オーディオフォーマットは、「MP3」だけでなく、かなりの種類のフォーマット形式があるんですね。以下は、代表的な2つ。
   □MP3・・・・推奨ビットレート(圧縮率)は、128kbps以上(約1/10) 技術が古く、若干音質が劣る。と言われている。
   ■WMA・・・・推奨ビットレート(圧縮率)は、64kbps以上(約1/20) Windows Media Playerの標準形式。
          MP3に比べ、音質・圧縮率ともに優れている。
←もう、これに決まり!(=大容量は必要ない。)

   □128MB・・・・MP3で30曲(2時間) 約CD2枚程度。 WMAだと、60曲(4時間) 約CD4枚程度
   ■256MB・・・・128MBの倍が格納されます。WMAで、CD8枚が保存可能。
←最低、256MBが欲しい。

 結論は、筐体の大きなHDDタイプは、対象外。メモリータイプがいい。でも、乾電池を使用するモデルは、どうしても電池スペース分がかさばるので、リチウムイオン内蔵型に決まり。LOTTEの板ガム程度大きさのメモリータイプを探そう!


 参考までに、SDメモリーカード単体の価格は、
  256MBの例で言うと、2004年の春には、12,000円。デジカメを買った2004/7月で、11,000円。最近(2004/10月)で、8,500円とだいぶ値が下がっているようです。

 
オーディオプレーヤーとしての価格を推測してみましょう。(256MBの想定)
    ・オーディオプレーヤー部分:過去の技術の蓄積があるので、5,000〜7,000円程度
    ・イヤホーン:中級品で、2,000〜3,000円。(4,000円以上の高級品は付いていないと思う。)
    ・メモリー単体(256MB):8,500円程度
  合計で、
15,500円〜18,500円という予想価格を立てて、これに近い価格であれば、GETしようと決意。

4.メーカーは?・・・・やはり、無名の海賊版よりメーカー品
 少しWebで調べてみました。星は、個人的判断で付けました。
 
【アイリバー(iRiver)】★★★★★・・・・メモリータイプで人気のiFPシリーズがある。
  メーカーは、韓国製だが、ファームウエアのUPグレード等のサービスもあり、広告も好印象。

 
【RIO】★★★☆☆・・・・アメリカ老舗のメーカーだが、アメリカン・サウンドのイメージが強いのがマイナス。
  小型のペンダント型もあるなあ!

 
【バーテックスリンク(iAUDIO)】★★★★☆・・・・プロのミュージシャンの世界で有名なBBEテクノロジーを搭載。
  高級オーディオに匹敵する高音質、多彩な音場効果は、期待感大。韓国製。

 【ADTEC(mplo)】★★★☆☆・・・・ちょっと、オーディオメーカーとしての姿勢が足りないかな。

 
【クリエイティブメディア】★☆☆☆☆・・・・うーん。イヤホンなど、粗品って感じで、品質に疑問が、、、、

 
【RWC】★★★☆☆・・・・価格が非常に安い。後発の優位性があるのかも。製品としては、未知数。

 
【SONY】、【東芝(gigabeat)】・・・・比較対象外。

5.ベストチョイス・・・・iRever N10(512MB)
 さっそくヨドバシカメラに行って、現物を触ってきました。やっぱり現物を見ないことにはね。(しかし、この手のデモ商品は、プラスチックのプラモデルが多いんですよね、携帯電話のデモ用と同じ。)沢山、所狭しと並んでいるねえ。さすがに、iPod人気だねえ。

 そしたら、売り場に行ってみて、すぐ決まった。
iReverのN10。目をひく小ささと質感。筐体はプラスチックなんですが、質感の素晴らしいってのなんのって!これは、実物を見た人にしか分からない感触ですね。漆塗りのようなブラックボディに、大きなミラー状の液晶。ネックレスタイプの首かけスタイルで、スタイリッシュ。標準で付属のイヤホンも、Audio TechnicaのOEM版らしいので最高。あとは、価格交渉のみ。
 値札は、N10の256MBが21,800円、512MBが27,800円で、それぞれポイント10%還元。256MBで、2万円未満を想定していただけに、ちょっと予算オーバーだが、どうせ買うなら、512MBのほうが、後々後悔しないだろう、って思って、512MBで値引き交渉開始。店員さんは、原価割れなんですよねえ、と言いながら、24,000円(ポイント割り引き無し)ポッキリでGET!(2004/10/30)

 丁度、年頃のお嬢さんもRioのSU10とADTECのFY300とで悩んでいたみたいですが、iRever N10を店員でもないのに勧めました。

 使用感は、最高!(自分の物になると手放しに褒めちゃうのかも。)
   
・有機EL液晶のブルーに浮かび上がる文字は、ステータス。
    (アニメーションのスクリーンセイバー)
   ・音質は、非常に満足。
    旧式のCDウォークマンに比べ、イコライザーも使えるし、BASICな質感が高い。
    英語の勉強には、多用途のEQは宝の持ち腐れかも。
   ・付属のネックストラップ一体型のイヤホンは、じゃまにならない上に、
    品質が良いイヤホンです。

 末長く使えば愛着の沸く、非常に質の高い製品だと思います。
 (買って損はさせない品物です。)

【実際の音楽CDから、N10への変換時間】
  @CDをWMAの64kbsで保存・・・・これは、CD1枚(約45分)が、4分か5分。
  Aこれを、N10付属のiriver Music Managerで、日本語にタイトル編集。
  Biriver Music Managerで、PC→N10にcopy。(CD1枚が、40秒)
  Ciriver Music Managerで、N10内のフォルダの並び替え。
 つまり、1枚の音楽CDをN10に入れるには、10分程度で完了です。
 (すごく早いと思いませんか?)


※参考までに、内蔵されている電池は、「リチウムポリマー電池」です。
  ・ニッカド電池・・・・メモリ効果があるため、常に完全放電をさせないといけない。
             また、有害なカドニウムが使われている。
  ・ニッケル水素電池・・・・ニッカド電池の改良版。メモリ効果なしのため、いつでも
          充電可)。
  ・リチウムイオン電池・・・・現在の主流。電気容量も3倍程度に増。
  ・
リチウムポリマー電池・・・・電解質にジェル(液状)を使用。
          よって、電池を包むのに重い鉄板を使わなくて良いし、液だれもしない。
          次世代電池と言われているこの電池を採用したことに拍手!。


首掛け型MP3/WMAプレーヤー
「N10」 2004/09/03発売


有機ELディスプレイを採用


ヘッドフォンはCresyn製の
「LMX-E700」



スクリーンセーバー


USB接続時は、[USB CONNECTED]の表示が現れる
6.参考(比較対象商品)
 @iRever IFP-800/700シリーズ:(512MB=24,800円)
    ・・・・カタログ写真では想像付かない筐体の大きさにびっくり。
       iReverは、アウトドア利用を考慮して、ずっと乾電池仕様でしたが、
       単3電池はでかすぎ。
@iRever iFP795
 AADTEC FL300:(512MB=24,800円)
    ・・・・小型ペンダント型は、N10と同じだが、筐体が安いZippoのメタルと同じで
       センス悪い。
AADTEC FL300
 BiAUDIO U2:(512MB=27,800円)やや高めの価格設定。
    ・・・・音の良さ、製品の価値的には良し。当初は、第一候補だったが、筐体の
       塗装、色の選択肢がない。つまり、ユーザーをあまり意識した作りでは
       無い、と思われる。
       LOTTEのガムのような外観がやぼったい。
BiAUDIO U2
 CRWC AREX NEO:(512MB=19,800円)
    ・・・・11/5発売で、512MBが、19,800円と破格値だったが、ほぼiAUDIOのU2と
       ほぼ同じ仕様にもかかわらず、価格が安い。(どこかコストを押えている、
       と疑いたくなる。)
       店頭になかったので、質感は確かめられず、パス。
CRWC AREX NEO
 こう比較すると、機能よりもほとんど見た目で決まったようなところがあります。いつも所持していたいと言う物欲が大切ですね。

第2幕 −iRever → iAUDIO乗り換え作戦−
 その1 突然のメール
    突然、iReverのサポートセンターよりメールが届きました。これは、何か懸賞に
    でも当たったお知らせか?と思いき、「今後のファームウェアのアップグレード
    でも、USBストレージには対応出来ない。」と一方的なことを言ってきた。
    ・・・・
もう、iReverは、信用しない!
   購入後、まだ3週間もたっていないというのに、ひどすぎる。

 その2 返品、返金あるのみ
    あまりにも一方的な言い分に、返品することに決め、絶対金は取り返すぞ、
    と決心。
    サポートセンターと返品交渉開始。詐欺も同然だし、すんなり返品に応じた。

 その3 次は、iAUDIO
    それじゃあ、次は何を買おうかなあ、と悩んだあげく、前回の比較検討段階で、
    第二候補となった 
iAUDIOのU2(256MB) にした。
    ・・・・しかし、iReverと同じ韓国メーカー。
    少し、躊躇したが、音は、最高だしと思い直し、購入を決めた。
    前回は、LOTTEのガムだなんの、って言ったくせに・・・・。購入価格は、
    \22,800でした。

iAUDIOのU2(256MB)
  色は、赤のみ


手に乗せると、こんな感じです。


USB利用状態のU2
 その4 使用感とiRever N10との比較(写真は、iFP-890です)

@大きさ、デザイン
A音質
B操作性(ボタン
Cバッテリー
Dイヤホン
EUSB
FUSBストレージ
GFMラジオ
HAB区間リピート
I著作権保護機能
Jフォルダ構成

K総合評価

  iRever N10
◎小型で高級感あり
○EQはまあまあだった
×使いにくかった
×貧素(2日もたない
◎ネックレス一体型
○USB1.0
×対応なし(致命傷)
△なし

◎トラック間で可能
◎対応
◎任意に可能


   iAUDIO U2
○LOTTEのガムもなかなか良
◎BBEサウンドの勝ち
◎5Direction Keyは使い易い
○公表20時間でばっちり
◎自前で作成ネックレス一体型
◎USB2.0
◎もち、対応
◎あり
×同一トラック内のみ
×未対応
×トラック名称でSORTされる



riverのiFP-890と比較@


iriverのiFP-890と比較A
第3幕 −iAUDIO → iAUDIO乗り換え作戦−
 その1 どこまでも不運・・・・iAUDIO U2に変えて、まだ2週間
   WMA非対応が悪いのか、それとも単なる初期不良なのか?
   WMA録音の曲をU2にコピーすると、あるトラック再生時に、「ガリッガリッ」という
   異音。それも、ピーキーな音。我慢出来るような音では無い。

 その2 またまた交換
   サポートセンターにメールを出すと、故障修理ということだったので、入院には
   2週間程度かかりそうなので、購入店(ヨドバシカメラ)に事情を説明して、再々の
   交換。
   赤(256MB)は若いので、
パールホワイト(512MB)に差額\5,000円也を払い、
   総額\27,800円でヨドバシ・オリジナル色U2にの交換完了。(2004/12/4)

iAUDIO U2(512MB)

ヨドバシオリジナルの
パールホワイト

第4幕  −iAUDIO → Rio SU70乗り換え作戦−
 その1 不運の再発
   二度あることは三度ある。先週、真っ白なU2をゲットしたばっかりなのに、
   1週間もたたないうちに、電源が入らなくなり、USBの認識もしなくなった。
   これは、単なる偶然じゃない。・・・・よって、韓国メーカーとはおさらば!

 その2 Rioだ〜・・・・今度は、純アメリカのメーカー
   iReverは、もう買わない。COWONも買わない。両方、韓国メーカーってことも
   あり、今回は、Rioに決定。
   丁度、1GBモデルも、12/10に発表したばっかで、日本で売る姿勢を見せてい
   る様なので、迷わずゲット。
   
Rio SU70(512MB)シルバー \28,400円です。(2004/12/11)
   先週から、この512MBは、\34,800円→\29,800円に下がったばかりですが、
   ヨドバシの店員に、「メーカーのRio Japanでも下げましたね。」って一言
   いったら、即効で下がったです。(ウレシ〜!)
   ちなみに、この1ケ月の間に、MP3プレーヤーが、4代目です。

 その3 どこが優れているか?
   カラー液晶であり、テキストビュワーが付いてる。これって、TOEICのリス
   ニングしながら、単語が読める、ってこと?(まだ、試していない。)
   それに、35時間再生のリチームポリマー充電池がいいね。
   N10(11h)→U2(20h)→SU70(35h)と確実に進歩してます。
   その代償として、重量も確実にUP(22g→34g→42g)です。
Rio SU70(512MB)

カラーは、豊富な全5色


無難なSilverを購入


65,000色カラーLCD
第5幕 −再び U2に逆戻り−
 その1 Rio SU70は、1日持たなかった
   購入して、すぐ不具合が発生。
    ・AC充電機から充電すると、本体の電源が入ったり、切れたり。
    ・USBで本体にダウンロードすると、本体の電源が入らない。
   以上の致命的欠陥で、またまた交換。結局のところ、iAUDIO U2(512MB)の
   パールホワイトに逆戻りした。

【総括】

  @製品の  iReverのN10が抜きん出ている。非常に持ち主の所有物的なこころをくすぐる。
   成熟度  iAUDIO U2は、USBのゴム部分を除けば、マグネシウムボディは、まずまず。
          Rio SU70は、売り物の付属USBが、非常に貧弱であり、本体もプラスチック的な貧素さ。
         付属のイヤホンもおそまつ。
  A音     これは、U2が最高。BBEサウンドは、素晴らしい。
  B操作性  U2のジョグダイヤルは、操作感も適度で使い易い上に、人間工学的に説明書なしで操作可能。
          SU70は、さすがアメリカって感じで、おおざっぱで扱い難さのきわみ。最低の操作性。
          N10は、小ささを取ったため、操作性を犠牲にしている。
  C大きさ  小さい筐体を望んでいたので、首から下げるのであれば、SU70の大きさと重さは不適。
  C総合評価 当初の目的にあるように、TOEIC教材を毎日聞くには、何がいいか?
          U2に戻った通り、音質、操作性、電池の持ちの良さ、重さでU2がベスト。

    ※5代目のMPプレーヤーになったiAUDIO U2よ、故障しないでくれよ!

第6幕 −iRever iFP-890 入手 −
 1. iAUDIO U2故障
   iAUDIO製の全製品の取り扱いが、バーテックスリンクからコウォンジャパンに移管された2005/10/24付け)の
  と時を同じくして、私の5代目のiAUDIO U2が、ハングしました。
   初期化(フォーマット)しても、新しいファームエウアをインストールしても復活の兆しが見えなかった。まだ保障
  期間内(1年以内)だったため、新しいCOWONのサポートセンターに修理を依頼しました。
   直るかなあ?

 2. iRever iFP-890 SE(256MB)購入
   修理中、プレーヤー無しでは過ごせないので(一週間後にTOEIC社内試験が迫っていた)、近くのヤマダ電機に
  行って、iPod nanoを購入しようと思ったが、売れ行き絶好調で、約1ケ月は待たされるとのこと。う〜ん、迷ったあげ
  く、ここは一番安いのを購入。これが、今手元にある
iRever iFP-890です。色は、ホワイトです。(2005/11/19
  購入。\6,800)
   でも、たった1年の間にMP3は安くなったものです。6,800円なら、即、お買い上げです。

MODEボタンで、繰返し
が選択できるのは便利。

単三電池を装着。
筐体はややでかい。
■良い点(使いやすい機能)
 ・上部ボタン(メニューの外)で、イコライザー、繰返し設定が可能なのは良い。
 ・TOEIC学習者には、スピードコントロールが可能なので、使う価値はあり。
 ・電池もよく持ちます。(40時間)
■悪い点
 ・単三電池装着なので、筐体がでかい、重い。