Photo's  LIFE 電子辞書【英語充実系】比較
■電子辞書【英語充実系】比較                                2005/09/20現在

  どうしても電子辞書が欲しい!それも、英語辞書が有効に使えるやつに限る。
  世の中の風習に習い、我が社でも昇格の条件にTOEIC○○点のスコアクリアが課せられた。私のように学生時代を悠々自適に
 遊んで暮らした者には、メチャ、ハードルが高い。高すぎる!そこで、物(ハードウエア)に頼って、成績を上げようと考えました。

■辞書選択の必須条件3ケ条

  (1)学習英和辞典が収納されていること。

     ここで悩むのが、上級の、かつ高価な大辞典(※1)のような収録語数が20万語以上の英和辞典か、10万語前後の中級の
    学習辞典(※2)にするかは、辞書選びで最も悩むところです。
     
   ・基礎的な学習をするのが目的
          
・・・・いたずらに多くの語彙があるのは、逆効果である。
        
・TOEIC対策としては、大辞典は必要ない
          ・・・・出題例からも、収録数10万語前後の中級学習辞典が搭載された物で、まったく問題無し。
        ・決め手は、電子辞書のディスプレイ
          ・・・・表示文字数が限られるので、大辞典では単語の起源などが先頭に記述されており、その分だけで表示領域の
             半分ぐらい占めて非常に見づらいのです。(中級学習辞典なら、即、本編記述部分が表示される。)

    (※1)上級大辞典・・・・以下の辞書を収録した機種は多数販売されています。

@リーダーズ英和辞典 第2版(1999年)(研究社)
    27万語収録、\7,980
 + リーダーズ・プラス(2000年)(研究社)
    リーダーズ英和に、19万語補完、\10,500

Aジーニアス英和大辞典 初版(2001年)(大修館)
   25.5万語収録、\16,800


    (※2)中級学習辞典・・・・
以下の@とA収録の辞書しか市販されていないのが寂しい。ウィズダムが欲しいと言っても
     選択肢は、無いのです。

@ジーニアス英和辞典 第3版(2001年)
(大修館)9万語収録、\3,360・・・・★★★★★

高校で学習する基本語の記述の詳しさは見
事です。文法書としても活用できるほどの用
例の豊富さで、読むにもうってつけです。
欠点としては、詳しすぎることで、とっさに引
くのは情報量が多すぎるかも知れません。
第3版の初刷は、誤植が多少あるのは残念。
Aベーシック・ジーニアス英和辞典(2002年)
(大修館)4万語収録、\2,835・・・・★★★★☆

カタカナ発音記号と豊富なイラストは、とにかく
親しみ易い。
活字がゴシック文字の辞書は見易い。(数ある
学習辞書の中でも、この辞書とウィズダムの
2冊だけ)
Bプログレッシブ英和中辞典 第4版(2002年)
(小学館)11.7万語収録、\3,360・・・・★★★☆☆
時事、専門用語を多数収録、かつ学習辞典の
よさも持っている。
Cウィズダム英和辞典 初版(2002年)
(三省堂)9.2万語収録、\3,255・・・・★★★★☆

ジーニアス対抗の辞書として登場。コーバス
(大規模データベース)を生かした辞書。
手に取った感じでは、読み易い印象だった。
Dレクシス英和辞典 初版(2002年)
(旺文社)9.8万語収録、\3,360・・・・★★☆☆☆

日常会話のコニュニケーション用法が多数収録
されている。
E新英和中辞典 第7版(2003年)
(研究社)10万語収録、\3,360・・・・★★★☆☆

手堅い辞書作りの伝統を引き継いで、第7版と
なった。高校時代から愛用している人も多数。
(黄緑の印象があるが、7版からは白基調)

  (2)英英辞書が付いていること。
     これは、ネイティブ向け英英でも、外国人向けの英英でもどっちでも良い。だって、初級者だし、あれば由の程度。
     オックスフォードでも、ロングマンでも、コウビルドでも良しとした。
 or 
OXFORD
 or 
LONGMAN
  
COBUILD


  (3)ネイティブの発音機能が付いていること
     紙の辞書にない機能は、これです。ソフトで読み上げる機能付きの機種も最近は、出回ってきましたが、
ネイティブに限る!
     ネイティブ機能付きの電子辞書は、全メーカー揃えていますねぇ!
        @CASIO XD-LP4600     ・・・・ジーニアス英和+ジーニアス英単語
        ASII SR-V4700        ・・・・ジーニアス英和+BASICジーニアス英和+英単語ターゲットの例文まで
        BSHARP PW-V9400     ・・・・英検pass英熟語のみ(注意が必要)
        CSONY EBR-500MS     ・・・・ジーニアス英和
        DCANON Wordtank V30   ・・・・ジーニアス英和



■以下の2機種に絞った理由
  (1)画面サイズが大きい
       紙の辞書ならたくさんの情報が目に入るが、電子辞書は画面サイズが制限される。小さな文字サイズにすることも
      可能だが、細かいと疲れる。よって、上記(3)の@ABに絞れた。

  (2)シャープには、ジーニアス英和のネイティブ発音機能が無い。
       他4メーカーは、ジーニアス英和のネイティブ発音機能があるのに、シャープはない。(大メーカーなのに。。。。)
       よって、
真面目に英語モデルに取り組んでいるセイコーNO.1シェアメーカーのカシオ対決になった。

  (3)蛇足
     ・CASIOは、NO.1シェアだ。ただ、コンテンツモリモリの機種を出したりしている。他社より、10%程度売価が高い。
     ・セイコーは、店頭に並んでいたキーの鍵盤が1枚はがれていた。(キーの1文字の中央のみで繋がっている。)
     ・SHARPは、同僚が使っていて、すぐに壊れた。修理費が5万円と聞いては、対象外。
     ・SONYは、ジョグダイヤルを電子辞書にも搭載しているが、パソコンに慣れた今では、キー操作が別物で使いにくい。
     ・CANONのイメージキャラクターは、偉い先生を起用しているようだが、全く興味なし。

     こうしてみると、
「高校生向け辞書」に行きついてしまった。やはり、基礎は高校生からですネ。
     次は、簡単な性能比較表です。

VS
セイコー・インスツルメント SR-V4700 メーカー CASIO XD-LP4600
\29,800 (定価:\45,000 発売:2005/03) 実売価格 \32,800 (定価:\47,250 発売:2005/03)
・ジーニアス英和辞典第3版(大修館) 見出し語14,000語をネイティブスピーカーの肉声で発音
・ベーシックジーニアス英和辞典 (大修館)
見出し語14,000語をネイティブスピーカーの肉声で発音
・オックスフォード現代英英辞典 (オックスフォード大学出版局) 第6版 収録語句数 約80,000語/用例82,000例
・英単語ターゲット1900 (旺文社)
全見出し単語とその例文までをネイティブ発音
コンテンツ
Listening機能
・ジーニアス英和辞典第3版(大修館) 見出し語約14,000語をネイティブ発音
・ロングマン現代アメリカ英語辞典(LONGMAN) 収録数:約84,000語
・英語類語辞典(大修館)収録数:約21,000語
・ジーニアス英単語2500 改訂版(大修館)
見出し語2,500語をネイティブ発音
・Oxford Bookworms Library(10編)
・明鏡国語辞典(大修館) 収録項目数 約70,000項目
その他 ・生物、物理、化学小事典(第4版)(三省堂)
@SIIだけの入力しやすいキーボード『カイテキー』採用
特徴 @TTS技術による英語音声読み上げ機能
A罫線表示機能
Bプレビューの縦・横切り替え
C無料電子図書館「青空文庫」が読める
◎キーの抜けが無い感じがする。(パソコンと同じタッチ)カシオは、2重入力しやすいタッチ。(実際は頻繁には起こらないだろうが・・・)
○ボディだが、ゆがませると全体がゆがむ。=一点に加重しないところが良い。カシオでは、ある一部に集中してゆがむので、液晶への負担が分散されていない。
○明鏡国語辞典は、現代語で表現されているので使える。(広辞苑は、言い回しが古語辞典のようです。)
総評 ◎USBでPCと接続可は、有利。
◎罫線が引けるのは見易い。また、横のプレビューは画面を有効に使える。
○画面表示は、スペック的にはカシオだが、スペックほどではない。(実際は、3文字だけ)
○Text to Speach機能により全辞書全ての英文を発音。
○英和キーを押すと、すぐに調べたい単語入力画面になる。(セイコーは、一旦、ICDictionaryなる広告が入る。)
×画面の周りの青色の縁取りは、無意味で安っぽい感じ。


■ついに、GETしました。

   実物を2つ並べて食い入るように見ました。裏から見たりディスプレイ部分に圧力を加えたり、筐体をひねってみたり、・・・
   同じ単語を入力し、2つの製品を同じ条件で比較することで、操作性も念入りにチェックしました。
   機能のみで比較すると、CASIOに傾いたが、・・・・

   結局は、最初の印象が良かった
セイコーSR-V4700を購入しました。(ヨドバシカメラで、\29,800でした)
   (2005/09/01というスタートにふさわしい日に購入。)

@表(SIIのlogo)   A裏(電池は単四×2)


 B「カイテキー」       CSIIのlogo
 ほとんど、外観の見た目が大きかった。(第一印象で、ほ
 ぼ、80%ぐらいは決まっていたと思う。)

  ・筐体の質感が高かった。SIIのロゴマークが、表と開いた
  ヒンジ部に光っていた。(図@、C)
  ・電池は、単四を2本。(音声用のスピーカー穴は、どこに
   も見当たらない。イヤホン端子は、通常のMP3等より、
   ひとサイズ小さいサイズ)(図A)
  ・キータッチが素晴らしい。(軽いタッチで入力が出来る)
   (図B)
  ・パソコンのキーボードと同じ感覚。セイコーでは、
  「カイテキー」と読んでいます。(図B)

 ※もし、CASIOのXD-LP4600のキーボードが「青く」なかっ
 たら、CASIOを選んでいたと思う。
                           
   一番肝心のネイティブ発音についても、自分では発音記号を読むなんてことはしないので、すっごく便利。単語を調べて、
  エンターキーを押すだけで、しゃべるんですから。

   さあ、物は揃えたので、次は、TOEICに挑戦するぞ〜!!!

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