KONICA MINOLTA 「Anti-Shake」
2006/01/30記
手ブレ補正機能とは?
 昨年(2005年)、コンパクトデジカメ市場は飽和状態になってきている。そんな中、生き残りを賭けたメーカーのトピックスは、「手ブレ対策」であった。
 大きく分類すると、機械式高感度型に分かれる。その機械式は、レンズをブレと逆方向に動かす「レンズシフト(光学)式」と、CCD自体を動かして相殺する「CCDシフト式」がある。各社の代表例を挙げると、
  機械式-レンズシフト(光学)式 :キャノンのISシリーズ、あゆはぶれないのパナソニックのLUMIXシリーズ、等多数
      -CCDシフト式       :コニカミノルタのDiMAGEシリーズ、リコーのCaplioシリーズ
  高感度型              :富士フィルムのFinePixシリーズ、カシオのEXILIMシリーズ
 レンズシフト式がメジャーだが、歴史のあるコニミノの「CCDシフト式」を選んだ。ミノルタが好きだったから。

■DiMAGE A200のこだわり

 独自の手ブレ補正機構「Anti-Shake」は、シャッター速度に換算すると、3段分の効果が出ると使用説明書にも書いてある。
 200_の望遠では、1/200秒が欲しいところだが、1/50秒でも良い条件となる。夕暮れ時や室内で、1/30秒程度が欲しいときは、1/8秒でもブレない条件となる。

 実際、1/15秒以下、1/8秒でもブレない写真が楽々撮れた。(失敗もあったが。)
 どんな悪条件下でも、手ブレを気にせず写真が撮れる素晴らしい技術に脱帽するしかない。
光学式 vs CCDシフト式
●手ブレ機構をレンズに組込むか、本体に組込むか?
 素人が考えると、レンズ交換式一眼なら本体に組込むほうが有利かと考えるが、熱が発生するとか、他社レンズにどう対応するか、等、多々問題もあるだろうと推測する。
CCDシフト方式「Anti-Shake」
●一般に(1/焦点距離分)のシャッタースピードが必要と言われるが、アンチシェイク効果は、想定外の効果大です。
 その気になれば、28_相当なら柱とかに寄り添えば、1/4秒のスローシャッターが手持ち可能。
 実際の画像は、以下のサンプルを見てください。
サンプル画像No.1(手ブレ補正効果)
●強力な手ブレ補正機能は、撮影の幅を広げました。これからは、暮れなずむ夕景を、重い三脚無しで楽しめます。

サンプル画像No.3(色の三原色の表現)
●私の好みはシャープな解像感。派手な画像処理は嫌いなので、コニミノのSUPHEEDU(サフィード)のエンジンは、まさにワンランク上の描写力です。
 街中の原色をチェックした。